認知症の家族への介護方法・対応とおすすめの本【体験記】

認知症本

認知症の介護方法、対応の仕方は今、溢れるほど情報に満ちています。

筆者自身、今、まさにアルツハイマー型認知症の母を介護中です。

私、56歳、母、86歳。老々介護? 

認知症ではと疑い始めて10数年、アルツハイマー型認知症と診断されて6年が過ぎました。


これから書く介護方法は、そんな私の独断と偏見に満ちた考えからくるものではありますが、おそらく私の辛苦とこれを読まれている認知症のご家族の辛苦にさほどの差はないと考えます。


  
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認知をまずは受け入れる

どんな介護方法であっても、まずは「認知症である」と受け入れることで、初めて介護者と認知症患者の互いの歯車が上手く噛みあうのです。


私も几帳面でいつも笑っていた母を「認知症」と受け入れるのに数年を要しています。

自分を育ててくれたしっかり者を認知症になったと受け入れる、このハードルが、その後のどの厳しい介護よりも辛くしんどかったことを今でも覚えています。


認知症と受け入れないで、時には厳しく、時には宥め、色んな方法を試みてもうまくいきません。


私もこのあたりで随分、失敗しました。


母と終わりのない、解決のない喧嘩ばかりに無駄な時間を費やしました。


俗にいう認知症の症状とある程度、似通っている部分をみつけたら、一刻も早く専門医に見せましょう。


認知症に見えて、そうではない場合もあるらしく、又、認知症であれば、介護者もそのように心を決め、対応していく方が、自分の生活をかき乱されることがないです。



当時の私は母が認知症になったことが認められず、母を叱咤激励してばかりいました。

その時の母の辛そうな?娘に理解してもらえない? 

そんな複雑な表情を今でも思い出します。


認知症と言われて納得できなければ、セカンドオピニオンを利用し、それで認知症と決定したなら、認知症の心理状態、行動を知るという考えに切り替えましょう。


私はいつもこれを「諦めからの出発」と言っています。

いつまでも過去の母を思慕するのではなく、今の母を理解していくしかない、諦めと出発が入り混じっていました。


まずは、「認知症を受け入れる」これが介護の最初にぶつかる難関で、でもこれができれば後の介護は、テクニック、情報等で切り抜けられます。


一緒にがんばりましょう。

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介護のテクニック;盗人呼ばわりの対応


これは認知症の症状としては有名ですよね。

やはり、認知症患者の心、考えに合わせるのが結局は介護者も楽です。


合わせなければいつまでたっても解決しない、でも合わせれば、すぐに解決します。


つまり、合わせると言うことは、認知症を受け入れる行為の1つです。


どういうふうに合わせますか?色んな方法が考えられます。


認知症患者の財布は介護者が預かっておき、財布が盗られたと騒ぐたびに、認知症患者の目の前で抽斗から財布を出して見せるという方法があります。


認知症介護におすすめの本

認知症を介護する人のための本

著者;加藤伸司



認知症患者のフォローアップだけでなく介護者のフォローも重要視しなくてはいけないと書いています。

期限の無い介護をしなくてはいけない介護者のストレスに焦点を当て、介護者支援こそが介護を上手く前進させるという内容に私も同意します。


現在の私は、認知症の母との会話がとても楽しいと感じながら、日々を過ごせるようになりました。

少し前の母は自称、27歳の独身。照れながらも結婚相手募集中だと。

私「○○さん(死んだ私の父の名前)はどう?」
母「あの人は昔から知ってるけど、良い人よ」

私「じゃあ、○○さんにお見合いするかどうか聞いてみるね?」
母「うん」と、恥かしそうだけど、満更でもなさそう。

私は母の前から姿を消し、10分後、

「○○さん、お見合いしてもいいって」

母「えー、やだあ、私とあの人は11歳も年が違う、凄いおじさんよね」

ここでさっき、お見合いしてもいいって言ったじゃないのと、反論はしてはいけません。

でなければ、楽しく会話を終わらせることができませんから。


母は何度も言いましたが、アルツハイマー型痴呆症です。

この会話で面白い所は、他はおかしいのに、父と11歳が違うのは事実なのです。

架空と事実が入り混じった会話。


いつもこんな愉快な楽しい会話ではありませんが、この会話を悲観せずに楽しめるようになった自分に、よくぞここまでと言ってあげたくなります。

母を認知症だと受け入れたからこそ、と思います。


認知症を受け入れたという「諦め」の後、「諦め」で終わらせない、工夫次第で明るく過ごせることを学んでいきましょう。


  
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