猛暑の時期に冷や汗、めまい、だるさとくれば熱中症ですが、熱中症より怖い「夏血栓(なるけっせん)」と言う病気があるのをご存じでしょうか?

8月19日放送のめざましテレビでこの暑い時期に注意が必要な「夏血栓」について特集がありましたので紹介します。


  
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夏血栓とは

夏血栓とは夏に起こる血栓症のこと。

血栓症は血管の中をスムーズに流れている血液がドロドロになり、詰まってしまう状態です。

それが夏の暑さで脱水症により起こるものを夏血栓と言います。

夏血栓は血管が詰まる場所によって病名が変わり

脳なら脳梗塞
心臓なら心筋梗塞
肺なら肺塞栓

と主に3つに分かれ、
最悪の場合は死に至ることがあるのです。

主に夏に体調を崩した場合は、まず熱中症を疑いう事が多いと思います。

しかし、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気みたいな症状は血栓症 脳梗塞の初期症状とかぶるところがあるので注意が必要なんです。

「血栓症」と聞いて思い浮かべる季節は、「冬」と答える人がほとんどですが、
65歳以上の脳梗塞の患者の場合、気温が10℃以下の寒い時期だけでなく、32℃を超える暑い時期にも死亡率は4割に跳ね上がるデータもあるのです。

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夏血栓の原因は?

夏血栓の一番の原因は脱水

成人の体は1 日約2.5L の水分が必要と言われていますが、成人が飲み物から摂取が必要な水分量1.5L以上を摂取している人は、わずか16%のみなんだそうです!

夏はビール!って人も多いと思いますが、アルコール飲料は、利尿作用があるため、体内の水分不足を引き起こし血栓ができやすいドロドロ血液の原因になります。

更に、暑さによる発汗や、クーラーなどの冷房機器による乾燥で体内の水分が失われ血液がドロドロになるため、血栓が発症しやすくなるので,夏は血栓症に注意が必要なのです。

夏血栓になりやすい人の特徴は?

1) 高血圧
2) 糖尿病
3) 高脂血症
4) 喫煙
5) 大量飲酒
6) メタボリック症候群
7) 慢性腎臓病
8) 妊娠中

一つでも当てはまると注意が必要で重なるとリスクが高まります。

熱中症と夏血栓の初期症状の違いを見極めるのは難しいので、少しでもおかしいと思ったら直ぐに病院へ行くことをオススメします。