2015年3月23日放送のめざましテレビ「ヘルシーTIME」の今週は、4日連続の体操ウイークと題して、全国ご当地体操をご紹介します。

生活習慣病防止や介護予防などの目的で、全国各地でローカル色を生かした体操が考案され、親しまれているようです。

誰でも覚えやすいアクションや手軽さ、そして意外なほどの運動効果で、最近では全国的に話題になっているものもありますね。

記念すべき初日となる本日は、梨の生産地として有名な千葉県白井市の梨トレ体操のご紹介です。

一体どんな特色を持った体操なのでしょうか。


  
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梨トレ体操とは

全コース2分半。

ポイントは「梨」と「笑顔」です。

介護予防の取り組みの一環として考案されたとのことで、高齢の方でも覚えやすく、動きやすい工夫があります。

起立だけでなく着座での運動も可能です。

基本的な動きは10段階に分かれており、腕や手の動きの中に梨の丸みを表現するものを取り入れたり、体操中に笑顔を心掛けることで、表情筋を柔らかくする効果があったりするほか、足踏み、スクワット、ねじりなどの動きも取り入れられ、短いプロセスの中でまさに「全身」を動かせるようです。

今や「白井のラジオ体操」との異名をとっているとか。

なお、梨トレの「トレ」は、もちろかトレーニングの略ですが、

「梨がとれる(収穫する)」

という意味も含まれています。

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実際にやってみたい人のために・・・

実際に体操を実践した人によると、「体操しているうちに、意外と体が熱くなる」「転倒やすり足の防止になりそう」とのこと。

これは白井市民でなくてもちょっと気になるところです。

梨トレ体操のやり方を詳しく知りたい方は、白井市役所高齢者福祉課窓口にて、無料でCDやDVDを配布しているとのことです。

現地に足を運ぶのが難しいという方には、下記ウェブサイトからのダウンロードがお勧めです。

梨トレ体操の動きを順序よくわかりやすく図解にしたPDFファイルと、WMV形式の映像がありますが、3分弱で16MBほどの容量ですので、端末に落として持ち歩き、外でも音声や映像に合わせて体操ができそう。

白井市ホームページ
(健康・福祉・医療>介護予防>介護予防しましょう)

おまけ・梨のパワー

体操のモチーフになっている「梨」。

まだシーズンではありませんが、秋になると、あのシャリシャリが恋しくなるという方も多いのではないでしょうか。

平成25年度都道府県別日本梨の収穫量ランキングによると、1位は千葉県、2位は茨城県、3位は鳥取県、以下福島、栃木……という順番です。

ベスト5のうち関東地方の県が3つもランクインしており、首都圏の人々にとって最も身近な果物の一つということになりますね。

シーズンには行楽として梨もぎにいかれる方も多いのでは?

梨はカリウムやビタミンが豊富です。

水分が多いこともあり、カロリーとしては中くらいの大きさのものを丸々1個食べても120キロカロリー程度。

また、梨のエキスには喉の痛みを抑えたりする効果があるといわれており、風邪のときにはぴったりです。実際、食欲がなくても梨くらいなら、なんて方もいらっしゃるでしょう。

カラオケの前にちょっとつまんで美声を披露したり、たくさん歌った後に食べて喉をいたわったりするのもいいですね。

まとめ

清涼感があって身近な地元の果物をモチーフになっているので、親しみやすさやイメージのよさも抜群。

覚えやすいし動きやすいけれど、本気で取り組むとなかなかにアツくなれる。

ご当地体操のお手本のような体操ではないかと思います。