2月24日ZIP「Boomers」より、フランス生まれで最近日本でも静かなブームになっている「魔法のケーキ」の作り方をご紹介します。

このそそられる名前のケーキは、べつだん有名パティスリーに行かなくても手に入ります――というか、なんと自作できちゃうんだそうです。

甘いものが苦手、アレルギーなどで食べられないものがあるので避けているといった方もいらっしゃるでしょうが、ケーキは好きですか? と尋ねられたら、「大好き!」と目を輝かせ、「どんなケーキが特に好きか」を力説する方も少なくないでしょう。

一口にケーキといっても、フルーツやチーズなどの素材の味はもちろん、ふわふわのシフォン、しっとり系など、食感も魅力の1つです。


  
スポンサーリンク

魔法のケーキは「三層食感」

魔法のケーキ
出典:https://img.cpcdn.com

魔法のケーキ「ガトーマジック」の魔法とは、1切れのケーキで“フワフワ”“とろとろ”“もちもち”の3つの食感が楽しめる、という意味です。

材料もつくり方も一般的なごくスポンジケーキ風なのですが、工程の一部である工夫をすることで、ケーキ型一つで150度・30分の焼成で、一気に三層のレイヤードになったケーキがつくれてしまうのでした。

手軽さとおいしさから、自作したものの写真をSNSにアップする人も大勢いらっしゃるようです。

「魔法のケーキ」の写真

荻田尚子「魔法のケーキ: 焼くと3つの“層”ができる、不思議でおいしいお菓子」

魔法のケーキの作り方

【基本のレシピ】

卵2個〔卵黄と卵白は別立てするので、割った後に別々のボールに入れます〕2個
グラニュー糖45グラム
バター60グラム
薄力粉50グラム
牛乳250CC
メレンゲ用グラニュー糖25グラム
飾り用粉砂糖 適宜

スポンサーリンク

【作り方】

1、卵黄、とかしたバター、グラニュー糖、小麦粉、牛乳を混ぜ、卵黄生地をつくります。

2、卵白とグラニュー糖でメレンゲを作ります。

結構大変な作業なので、電動のハンドミキサーがあると便利です。

ミキサー
出典:http://www.tescom-japan.co.jp

3、1に2を入れ、ホイッパーを下から上に返すようにさっくりと5、6回混ぜます。
メレンゲの白っぽい形状が残っているぐらいでOK。

「混ぜすぎない」のが成功の秘訣です。

これで焼き上がると生地が3層に分かれるのです。

4、3をキッチンペーパーを敷いた直径15センチのケーキ型に入れて、150度に予熱したオーブンで30分焼きます。

5、焼けたら粗熱を取り、冷蔵庫で2時間ほど冷やした後、粉砂糖を振りかけたら出来上がりです。

2016-02-24_1834

この手順で、一番上がふわふわのスポンジ、2層目がカスタードクリーム状、そして一番下がフラン(固めのプリン風)に焼き上がっているはず。

ヴァリエーションもさまざま

香ばしい塩キャラメル風味にしたり、ベリー類を混ぜたり、飾り付けたり、さまざまな工夫で味の変化も楽しめますが、三層食感は共通。

コーヒーや抹茶、ココアなどをを少し混ぜるのもイケそうですね。

塩キャラメル風味はこちらにレシピがあります。

まとめ

おいしそうなものが簡単につくれる!となったら、俄然ケーキが食べたくなっちゃうのが人情ですね。

残念ながら、どちらにも「ガトーマジック」は出てきませんが、見て(読んで)いると、ついついケーキが食べたくなる作品をご紹介します。

ケーキやさんのゆうれい ジャクリーン・K. オグバン

偏屈だけれどおいしいケーキをたくさんつくってきたコーラばあさんが望んだ、たった1つの「ケーキ」とは?平易な言葉と楽しい絵で、読み聞かせても喜ばれそうですが、大人が自分で読んでもワクワクします。

ガトーマジックは出てきませんが、「魔法使いのようなケーキ職人」が登場するのは共通です。