ゲンキの時間 腸内環境改善!食物繊維で腸内細菌バランスを整えよう!

腸内細菌

腸内環境」、「腸内細菌」という言葉をよく耳にします。

その対策として、食物繊維をしっかり摂るというのもまたよく知られていますが、知っているのと実行できているのはまた別です。

胃腸系の病気だけでなく、免疫システムや代謝にもかかわるといわれる腸内環境。

ぜひ整えておきたいところですが、あれこれ対策をしても、それは無駄な努力になっている可能性もあります。

さらに、原因が解明されていない難病指定もされているという「潰瘍性大腸炎」という病気を御存知でしょうか……?


今回は5月30日の「健康カプセル ゲンキの時間」より、上手な食物繊維の摂取で腸内環境をよくする知恵と、潰瘍性大腸炎の驚きの最新治療をご紹介します。


  
スポンサーリンク


セルフチェック「腸内環境」

1、お腹が張る、便秘気味
2、おならが臭い
3、野菜より肉食
4、運動不足
5、40歳を超えている


胃腸系の不調は、日常生活の中で最も不調を自覚しやすいのではないでしょうか?

1でまず既に不調を感じ、さはさりながら2程度だと「そういうもんだろう…」と流し、3と4は自覚があっても見て見ぬふり。

さらに5に至っては、「人間生きてりゃ自然に年とるしー」と……で放置の流れ。


これがキケンです。

40歳を過ぎたら、自治体から送付される検診用はがきなども有効活用し、「定期点検」を欠かさず行いましょう。


おなかの中にお花畑「腸内フローラ」

お花畑

東京大学大学院 平山和宏先生のお話。


腸内の無数の細菌の集合体を花畑に見立てて「腸内フローラ」と呼ぶとのこと。

花畑なら、単種の花がじゅうたんのようになっているのも捨てがたいけれど、やはり色とりどりの花々が絶妙のバランスで咲き誇っているさまが理想です。


腸内の細菌は「善玉・悪玉・中立」に分けられ、善3に対し悪7くらいが理想とのこと。

中立はどちらにでも転ぶ可能性のある、いわば腸内浮動票。

これをうまく誘導し、バランスをとるには、食物繊維の摂取がポイントになります。


東京大学大学院 獣医公衆衛生学研究室

スポンサーリンク


食物繊維「水溶性」と「不溶性」

東京農業大学の石田裕先生いわく「リンゴから食物繊維を取り出してみましょう」

リンゴの食物繊維、となれば、単純に考えると、実や皮に多そうですが、実は果汁の中にも「水溶性」の食物繊維が豊富に含まれているといいます。


食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類があり、不溶性の食物繊維は単純にいうと便の材料。

たっぷり排出するにはたっぷり摂った方がいいのは間違いありませんが、これ「だけ」では、逆に便秘の原因にもなりかねませんので、便を軟らかくしたり、スムーズにしたりする役割を持つ「水溶性」の繊維もバランスよく摂らなければいけません。

不溶性と水溶性の理想的なバランスは2:1だと言われています。


日常的によく食べられている食物のうち、水溶性の食物繊維が多いのは、ごぼう、納豆、それに熟れることで柔らかくなる、水分の多い果物などです。

抹茶やココアといったものにも多いのですが、これらは1回摂取量がそう多くないので、絶対量をキープするには向きません。

日常の飲食の一部として摂り入れる程度に覚えておくといいのではないかと思います(飲むならコーヒーよりココア、といった具合に)。

納豆は、「これ」だけで2:1のバランスを保っているという理想的な食べ物だと言われています。


水溶性食物繊維

豊富な食物が何かを調べたり、気になる食物を調べたりにぴったり。

石田裕先生


腸内環境だけではない、水溶性食物繊維の実力

食べ物を長い時間胃に留めておくので、小腸での食べ物の吸収を遅くしてくれ、血糖値の上昇を抑えるのに役立ったり、コレステロールに吸着して便と一緒に排出してくれたりと、生活習慣病の予防にも役立つといいます。

胃を食べ物に留めておけるということは、無駄な空腹を抑え、間食抑止にもよさそうですね。


潰瘍性大腸炎の最新治療法

現在24歳のある男性は、高校生の頃に頻繁な便意や腹痛に悩まされ、病院で診てもらったところ、「潰瘍性大腸炎」の診断を受けました。

目で字面を見たり、耳で聞いたりしただけならよくある病気に思えますが、例えば胃(ピロリ菌)などと違い原因がよくわかっておらず、難病指定されている病気だといいます。推定患者数は15万人以上で研究も進められています。


このごろでは、「細菌移植」という最新の治療法が昨年3月から始められているとのこと。

健康な人の便から腸内細菌を抽出して移植する方法で、7、8割の患者さんが改善を自覚していますが、長期に様子を見ていくことが必要とのこと。


日帰りで負担も少ない、最新かつ「これから」の治療法です。


この男性は、順天堂大学・石川大先生のもとで昨年治療を受け、頻繁だったトイレは1日2、3度に抑えられるようになり、快調だといいます。


細菌のドナーの便を生理食塩水で溶かし、内視鏡で大腸の奥に流すという方法ですが、ドナーになれるのは20歳以上で二親等内の家。

つまりは配偶者(0)とその一親等の親族も含まれますから、血のつながり云々よりも、身内感というか、心理的・倫理的な側面が強いのでしょうか。

便の健康状態や感染症の検査もしっかりされているので安心です。


まとめ

大腸内視鏡検査実績3万件以上というスペシャリスト、松生(まついけ)クリニックの松生恒夫先生は、「1日3食(食事から食物繊維をしっかりと摂るため)/運動(腸をゆさぶって排便促進)/睡眠(空腹時で寝ることで「モチリン」という物質が分泌され、排便促進)」を提唱します。

「快食、快眠、快便」って、口にのせただけで笑顔になれそうな、いい感じのリズムがありますね。

松生クリニック(内科・胃腸科)
東京都立川市羽衣町2-12-27
042-522-7713
http://matsuikeclinic.com/profile.htm


  
スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ