ためしてガッテン 膵臓がんを早期発見する自己診断方法と最新検査とは?

すい臓

ためしてガッテン』の第1回放送は、今から20年前の3月でした。

親しみやすい化学情報番組として、さまざまな病気などについてもしばしば扱われてきましたが、5月20日放送分で紹介された「すい臓がん」については、実は21年目にして初登場とのことです。

今やがんのうちの死亡数第4位でありながら、いま一つピンと来ない感のある「すい臓がん」ですが、専門のお医者さんが皆さん異口同音に「最も恐ろしいがん」として名前を挙げ、診断から5年後の生存率が10%以下とも5%以下ともいわれる病気です。

今回は何より重要な膵臓がんの早期発見についてご紹介します。


  
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すい臓の基礎知識

外分泌部が体積の95%を占め、残りが名前だけは大変よく知られているであろうランゲルハンス島(内分泌部)です。

ランゲルハンス島のβ組織からインスリンが分泌され、血糖を抑制する働きをしているということもまた有名でしょうか。


臓器の位置は、ざっくり言うと、胃や大腸の奥のほうにあり、エコー検査でも隠れて見えないことがほとんどです。

このため早期発見が極めて難しく、高い死亡率につながってしまうようです。


この機能から、血糖にかかわる病気、いわゆる糖尿病とのかかわりが深そうなことは何となくわかりますが、だとしたら、もっと身近な病気であってもおかしくないはずですよね。


すい臓がんを早期発見した気づきとは?

もうすぐ90歳にもかかわらず、体操に散歩、健康的な食生活と規則正しい睡眠でお元気そのものの、福岡県在住の高松さん。

2004年にすい臓がんと診断されたきっかけは、なんと、高松さん自身のある「気づき」がきっかけだったといいます。


もともと糖尿病の持病があって通院していた高松さんは、病気を気遣い、前述のとおり大変健康的な生活をしていたにもかかわらず、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)の数値が急上昇してきたことを不審に思い、かかりつけのお医者さんに申し出たとのこと。

持病があったことと、そのために気をつけていたから「こそ」、数値が上がるのは解せないと行った検査が、結果的にすい臓の早期発見につながりました。

一病息災とはまさにこのことだと膝を打つ話です。

また、高松さんの申し出を真摯に受け、発見したお医者さんにももちろん感謝すべきでしょう。

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糖尿病のリスクを上げるような生活、例えば暴飲暴食、生活環境が急激に変化したことによるストレス、身近な家族の糖尿病歴など、このような「心当たりが全くない」にもかかわらず、血糖値の急上昇が見られた場合は、そのことをお医者さんに勇気を持って告げてみましょう。

もちろんそんなお医者さんは稀だと思いたいのですが、そもそも患者さんの話を聞かないというお医者さんも、残念ながらゼロではありません。

聞いてくれたとしても、「血糖値は一時的に上昇することもあるものですよ」で済まされる場合もあります。

そこで引かず、勇気を出して精密検査をしたい旨伝えてみることも大切でしょう。


それでも頑なに「素人は黙っていなさい」的な態度だった場合は、お医者さんを「かえる」という英断も必要です。

評判を聞きながら、消化器内科・消化器外科・肝胆膵内科など、膵臓を精密に診てもらえる診療科の情報を集めてみましょう。


検査の最新事情

すい臓がエコー検査で見えにくいことは前述しましたが、最近の研究では、空気を含まない市販のミルクティーを飲んでから検査をすることで、超音波を通しやすくなり、すい臓も映りやすくなることがわかってきました。

まだ臨床研究中の方法のため、一部の病院でしか実施されていない検査ではありますが、覚えておくと便利でしょう。


例えばこの検査ですいのう胞が発見された場合、がん化のおそれがあるので要注意ですが、お医者さんによってはそのリスクを認識していないこともあるといいます。

もしも気になるものが見つかった場合は、恐れず気になるところをいろいろと質問してみましょう。


また、MRCP(MR胆管膵管撮影)という方法があります。

おなじみのMRIの中でも胆管・膵管に特化して撮影し、解析することで、すい臓の様子をつぶさに見られます。

すい臓がんができるのはすい管の上の部分ですが、ここがクリアに映し出されることで、発見率は9割とも言われています。


費用も保険適用の3割負担で1万円弱程度です。

MRCP pdfファイル


アミラーゼ値にも御注意

アミラーゼはすい臓や唾液腺から出る酵素の1つです。

数値が一時的に上昇してもすぐに下降することもあるという、ちょっとやっかいでわかりづらいものですが、エコーの検査、HbA1cの不審な上昇など、ほかに気がかりなことがあれば、やはり思うところを率直に専門医に話してみましょう。


【参考サイト】膵臓がん治療の名医と言われているドクター


まとめ

「糖尿病の主治医は患者自身である」という言葉があります。

病院では検査をしたり、薬を出してくれたり、栄養や生活習慣の指導をしたりはしてくれますが、すべて自分で実行して初めて役に立つことばかりです。

その糖尿ともかかわりのあるのがすい臓がんということですが、病気の予防・治療はいうまでもなく、規則正しい体思いの生活は、病気の早期発見にもつながるようです。

そして、「自分は素人だから……」「考えすぎかもしれない」などと引かず、気になるところを突き詰めてみることです。

キーワードは、番組でも紹介されていた「お言葉ですが」の一言です。

病院嫌いの人が使うイメージの強い「自分の体は自分が一番よく知っている」という言葉は、実はこういうときのためにあるのではないでしょうか。


  
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