今、花粉症の薬花粉症予防のグッズの市場は、不況知らずで大盛況です。
その分、色々、研究されています。

花粉症の目薬もそうです。
今までは症状が出てからさす目薬が主流でしたが、症状が出る前からさすことで、アレルギーを元から抑えることができる目薬も発売されました。

でも、妊婦さんの場合、気を付けた方が良い目薬の成分があることはご存じでしょうか?


  
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花粉症の成分

すでに出ている痒みを抑える成分は抗ヒスタミン剤のクロルフェニラミンマレイン酸塩、炎症を抑えるのはグリチルリチン酸二カリウムが主流です。

充血を抑えるのは塩酸テトラヒドロゾリンや塩酸ナファゾリンが入っている目薬が多いです。

その他にも症状を和らげる成分がいくつか、目薬に入っています。

これらの成分が入っている目薬は薬剤師がいなくても登録販売者がいれば、購入できます。

近年、病院が出す薬と同じ成分の市販目薬を色んな製薬会社が競って出しています。
症状が出る前からの早期使用で、アレルギー症状を抑える目薬ですが、この目薬の中で一部のものは第一類に分類され、薬剤師がいなければ売ることができないものです。

これらは値段も従来の目薬よりも高く、薬剤師がいないと購入できないという面倒なことはあるのですが、効き目は確かです。

少し紹介しておきます。

ザジテンAL点眼薬、アイリスアレスト、ロートアルガードプレテクトなど

コンタクトレンズと目薬

市販の目薬をコンタクトレンズを装着したまま、さしていいかどうか・・・目薬に「装着OK」の表示があれば大丈夫です。

それでも、コンタクトレンズは外した方がいいという眼科医もいることも知っておいてください。

その場合、コンタクトレンズを外して目薬をさし、再装着するまでの時間は

①一般的な目薬は5分経過してから装着 
②懸濁性点眼液は10分以上たってから装着 
③粘度のある点眼液は30~60分以上たってから装着

です。

コンタクトレンズは「1日使い捨てタイプ」がお薦めです

コンタクトレンズを付けている人は花粉症の症状が出ている時、どう対処するのがベストなのでしょうか? 

この時期だけでもメガネをかけるべきという意見もあります。
しかし、花粉症の時期は長いし、メガネをかけたくないという人もいます。

花粉症の時期も、コンタクトレンズで生活したいと思う場合、コンタクトレンズを清潔に保つことに重点になってきます。

ハードコンタクトはレンズに付いた花粉を落としながら、丁寧にこすり洗いします。

只、完全に花粉を洗い落すことは難しいです。

そこで、花粉症の時期だけでも、一日使い捨てのコンタクトレンズに変えるという方法があります。

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花粉症の時期のメイク法

目の周りのメイクが花粉症で傷ついた目を刺激することがあります。

マスカラは涙や目薬で溶けて目に入らないようにウオータ―プルーフタイプを選ぶといいですね。

アイラインは目の粘膜を覆わないようにまつ毛の生え際はつけないようにします。

まつ毛についてしまったファンデーションが目薬をさす時、目に入ってしまうことがあります。

目薬をさす前にメイクを落とすのが一番いいのですが、難しい時は、しっかりと目を開け、メイクの成分が目薬と一緒に目にはいらないように注意します。

妊娠中の花粉症

妊娠中はホルモンの分泌増加が原因となって、目や鼻の粘膜が過敏になるため、花粉症が悪化しやすいと言われます。

妊娠中に使う花粉症の一般的な目薬は局所療法ということもあり、大体、使用できるようです。

只、市販品で第一類に相当する優れた効果のある目薬については要注意です。
例えば、第一類のザジテンAL目薬があります。

このザジテンという内服薬があるのですが、これははあまり眠くならず、効果のある内服薬ですが、妊婦さんに対しての安全性がまだ確立されていません。

ザジテンAL目薬の成分は当然、内服薬のザジテンと同じ成分です。

目薬は局所療法ですから、内服薬ほど胎児に影響があるとは思えませんが、まだ、安定期に入っていない妊婦さんは、効果があるとは言え第一類クラスの目薬は避けた方が無難かもしれません。

他にもプラノプロフェンという有効成分を含む目薬も使ってはいけないと言われていますので、妊婦さんの場合は目薬の注意書きを良く読んでから使用するか医師の相談を受けて処方してもうのが良いでしょう。