高い栄養価と健康美容効果でしばしば話題になる食材があります。
定番化するものもあれは、いまひとつ定着しないものもあり、まさに様々ですが、せっかく体によいものが定着しない(=市場に出回らなくなる)のは残念な話です。
そして定着しない原因は、何といっても食べ方がわからないということではないでしょうか。
6月3日のめざましテレビのモアセブンでは、そんなスーパーフードの1つ、「ビーツ」が取り上げられました。
今回は栄養満点のビーツ餃子の作り方をご紹介します。
ビーツの健康・美容効果とは?
出典:http://www.shunkashusai.com
ロシア料理の定番・ボルシチのあの特徴的な赤い色のもとになっているのがビーツという野菜です。
少し前までは、ビーツ自体があまり日本で手に入りにくい、また「ちょっとくせがあって、日本人の口には合わないのでは」という配慮?からか、「白いボルシチ」のレシピを見かけたこともあるほどですが、今やスーパーでも、そこそこ買いやすいお値段で並んでいますね。
マグネシウム、カリウム、鉄といった、いわゆる「ミネラル」が豊富なので、食に取り入れることで、むくみ予防 高血圧予防、疲労回復、美肌などの健康・美容効果が期待できるようです。
ボルシチの材料といわれると、煮込みなどの日を通す料理に使うのが定番かと思ってしまいますが、生食でサラダ仕立てにして食べるのもオススメとのことですし、実はジュースにも使われています。
ビーツ餃子の作り方
料理研究家・浜内千波さんおすすめの、ビーツを無駄なく使う餃子のレシピをご紹介します。
皮から自分で作るタイプなので、不慣れな方は少し大変かもしれませんが、挑戦してみたい鮮やかさです。
浜内千波さんのブログ
http://www.chinamisan-blog.com/
〔皮の材料〕
ビーツ3分の1
水35CC
塩少々
中力粉100グラム(ない場合は薄力粉と強力粉を半々でもOK。モチモが食べたい方は強力粉、控えめな皮がよい方は薄力粉だけでも)
〔あんの材料〕
豚ひき肉90グラム
塩こしょう少々
生姜5グラム
ネギ
キヌア10グラム(もどしたもの)
ビーツの茎適宜
〔作り方〕
餃子なので、手順は皮用に粉をこねてまとめる→20分程度寝かせる間にあんをつくる→包む→焼く・蒸す・ゆでるなどお好みでという手順さえ守れば、特に「あん」は幾らでもアレンジが利きそうなところが何とも魅力的ですね。
このレシピなら、ニンニクやニラを使っていないので、においが気になる日や朝ごはんでも食べられそうです。
1.皮は生のビーツをすりおろしてキッチンポーパーで絞り、果肉とビーツ汁に分けます。
2.ビーツの汁は水を加えて沸騰させます。
3.沸騰したら赤い汁を塩を振った小麦粉に混ぜます。
4.粉をこねてまとめ20分寝かせます。
寝かせている間に餃子のタネ作り
5.ひき肉に塩、コショウ、みじん切りにした生姜とネギを加えたら、キヌアを投入し混ぜます。
6.更にビーツの果肉を加えて、更にビーツの茎を混ぜてタネを作ります。
7.5~6グラムぐらいずつに小分けにし、打ち粉(片栗粉)をした板の上で麺棒で伸ばしてタネを包み、フライパンに水を加えて蒸し焼きにしたら、真っ赤なビーツ餃子の出来上がりです!
汁を皮をこねるための水分、絞りかすのほうを「あん」の中に入れてしまうのがポイントです。
大き目のものが食べたい方は、少し多目に分けて、広く伸ばすようにしましょう。
まとめ
体にいいのはもちろん魅力的だけど、やっぱりあざやかなあの色を活かした料理やお菓子はないものか?と思っていたら、こんなものを見つけました。
ビーツ・オペラ(パティスリー・ポタジエ)
さすがに一般家庭でオペラをつくるのは相当ハードルが高くなりますが、いつものパウンドケーキ、マフィン、ババロアやプリンなどのレシピに果汁を足すだけでも、彩り&風味がいつもと違った楽しいものになりそう。
いろいろ試してみましょう。